三鷹・星と宇宙の日2014開催

10月25日、国立天文台三鷹地区の特別公開である『三鷹・星と宇宙の日2014』が開催されました。秋の好天に恵まれ、全体では4000名を超える来場者がありました。

アルマ望遠鏡プロジェクトでは、プロジェクトの最新情報や最新の成果、現在のチリの様子などをポスターパネル、ジオラマ、映像、ミニ講演などでご紹介しました。ミニ講演ではアルマ東アジア地域センターに属する松田有一 助教、西合一矢 助教が銀河や星形成に関する研究を紹介し、またチリの山麓施設に滞在中の亀野誠二教授とインターネット電話をつないでコントロールルームの様子をお見せしました。さらに、国立天文台先端技術センターで開発されたバンド4受信機の実物を展示し、受信機に使われている技術について開発に携わったスタッフが解説しました。

今年は、VRゴーグル Oculus Riftを用いてアルマ望遠鏡山頂施設・山麓施設の様子を体感いただく企画も行いました。現地で国立天文台スタッフが撮影した全天球写真や、プラネタリウム番組『ALMA まだ見ぬ宇宙へ』のために撮影された魚眼タイムラプス映像などをご覧いただきました。アタカマ高地の強風を模した扇風機も設置し、日常とはかけ離れた空間の驚きの体験に歓声を上げる方もいらっしゃいました。

写真1. アルマ望遠鏡VR体験展示の様子。

下の写真は、特別公開日のALMA棟ロビーの様子です。入り口では12mアンテナ模型が皆様をお出迎えしました。

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