現在チリでは、地下鉄運賃の値上げに反対する抗議活動から派生した一部の抗議参加者と治安部隊との衝突等が起きています。これに伴い、首都サンティアゴ市などで緊急事態宣言と夜間外出禁止令が発令されています。現在のところ、国立天文台のすべての在チリ職員とその家族およびすべてのアルマ望遠鏡スタッフの無事が確認されており、観測所の施設も安全です。
この事態に対応して、アルマ望遠鏡は科学観測を当面の間停止し、サンティアゴ中央事務所と観測所現地において、職員と観測所の安全を最優先にした最低限の運用を行うことになりました。事態の推移を見極めながら、この運用方針は随時見直しを行います。
参考情報:日本国外務省 海外安全ホームページ