アルマ人 新しい宇宙の姿を求めて

山頂施設

標高5000m。荒い息をしながら山頂施設に辿りつく。藍色の空、赤い大地、白いアルマ。
山麓施設(OSF)より車で1時間。高低差2000mを登り切ると、標高5000mの山頂施設(AOS)に辿りつく。薄い空気に激しい行動は禁物。小型ボンベで酸素を補給しながら、ついに宇宙の入り口に立つ。日本を発って4日が経っていた。
  • AOSは標高5000mながら、広大な平地で、山岳的な感覚からはほど遠い。それゆえ、アルマはこの地に建設されたのだ。
  • アンテナの設置パッド。広大なAOSには、このようなポートが多数設けられ、完成時には、66台のアンテナがトランスポーターによってさまざまに移動・配置されて、史上最高性能の電波干渉計を構成する。
  • AOSの観測技術棟。
  • OSF-AOS間のシャトル便に乗り込む。その運転は、資格を持つドライバーのみ許される。
  • AOSへ上がる際の必需品は防寒具と酸素ボンベ。事前のドクターチェックも必要。
  • AOSの観測技術棟の内部。アンテナ群を一望できる。呼吸を整えよう。
  • 高度障害の症状はさまざま。酸素を吸うと「視野が明るくなった感じ」(藤井さん)。
  • チェックメーターで血中酸素濃度を測る。ひどい高度障害を発症すると危険な場合も。
  • 試験観測中のアルマ望遠鏡のアンテナ群。2012年3月現在、アンテナの総数は28基。
  • 手前左から日本、欧州、北米の各12メートルアンテナ。
  • 初期科学観測が始まったとはいえ、未だ建設途上のアルマ望遠鏡。AOSを重機が疾走。
  • 酸素ボンベの吸入口とパラボラアンテナを並べてみました。観測の成果や如何に?

ページトップへ