国際協力の体制

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アルマ望遠鏡(アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計、Atacama Large Millimeter/submillimeter Array: ALMA)は、欧州南天天文台(ESO)、米国国立科学財団(NSF)、日本の自然科学研究機構(NINS)がチリ共和国と協力して運用する国際的な天文観測施設です。アルマ望遠鏡の建設・運用費は、ESOと、NSFおよびその協力機関であるカナダ国家研究会議(NRC)および台湾行政院科技部(MoST)、NINSおよびその協力機関である台湾中央研究院(AS)と韓国天文宙科学研究院(KASI)によって分担されます。 アルマ望遠鏡の建設と運用は、ESOがその構成国を代表して、米国北東部大学連合(AUI)が管理する米国国立電波天文台が北米を代表して、日本の国立天文台が東アジアを代表して実施します。合同アルマ観測所(JAO)は、アルマ望遠鏡の建設、試験観測、運用の統一的な執行および管理を行なうことを目的とします。

この枠組みは、2015年12月に欧州南天天文台、米国国立科学財団、自然科学研究機構が署名した『アルマ望遠鏡運用に関する三者協定書』で規定されています。三者は、この協定に基づいてアルマ望遠鏡の国際協力運用を行っています。

式典写真
 

合同アルマ観測所 (Joint ALMA Observatory: JAO)

合同アルマ観測所はアルマ観測所長の指揮下で運営され、アルマ観測所長はアルマ評議会に対して運営報告を定期的に行ないます。アルマ観測所長からの要請を受けて、執行機関(国立天文台、欧州南天天文台、米国国立電波天文台)は合同アルマ観測所の活動のために必要なスタッフをそれぞれで雇用・派遣または米国北東部大学連合を通してチリで現地雇用します。チリに勤務する合同アルマ観測所のすべてのスタッフの管理・監督は、アルマ観測所長によって行なわれます。

組織図
 

各地域のアルマ地域支援センター(Regional ALMA Support Centers: ASCs)

それぞれの執行機関によって運営管理されるアルマ地域支援センター(ASC)では、アルマ望遠鏡における科学的な相互交流やそれぞれの地域の研究者への研究支援および技術的支援が行なわれます。各地域の運用マネージャは、合同アルマ観測所と協力してアルマ望遠鏡の運用および保守を行い、地域のアルマ望遠鏡ユーザーコミュニティに科学的・社会的価値のある成果物を提供する責任を負います。

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