三鷹・星と宇宙の日2024 アルマパート報告

国立天文台三鷹の特別公開「星と宇宙の日2024」が、10月19日(土)に行われました。星と宇宙の日は、三鷹キャンパスの施設公開をはじめ、各プロジェクトによる展示・講演・体験など、最新の天文学に触れることのできる年に一度のイベントです。今年はコロナ禍後初めての定員制限なしの現地開催となりました。例年にも増してたくさんの方々が足を運んでくださいました。
Fig1

ALMA棟ロビーの様子 Credit: 国立天文台

◆アルマによる最新の科学的成果紹介のコーナー

ここ一年のアルマ望遠鏡によって得られた最新の科学成果を紹介するポスターの展示も行いました。

Fig2

アルマによる最新の科学成果紹介のコーナーの1シーン Credit: 国立天文台

◆ミニ講演(各25分)

若手研究者による研究紹介のミニ講演会を行いました。どの回も大盛況でした。

・ アルマ望遠鏡×重力レンズで探る、分子ガスの集積史:成田佳奈香 東京大学/国立天文台 博士課程1年

・ アルマで探る重たい星の周りの分子たち:谷口琴美 アルマプロジェクト助教

・ アルマ望遠鏡と数値シミュレーションで迫る、惑星の誕生:芝池諭人 アルマプロジェクト特任研究員

・ アルマ望遠鏡で解き明かす超大質量ブラックホールへの燃料供給:小島諒也 東京大学/国立天文台 修士課程1年

Fig3

ミニ講演会の様子 Credit: 国立天文台

◆アルマ望遠鏡クイズに挑戦!

今年のアルマ望遠鏡展示では、「アルマスタンプラリー」を行いました。来場者の皆さんは、クイズシートをもってポスターを見学し、3つの質問に答えていきます。各質問に回答するたびにアルマ特製スタンプが押され、全問回答するとスタンプの画像が完成します 。クイズを通じてアルマ望遠鏡のことを知っていただくことができ、大変うれしい機会となりました。

Fig4

スタンプを押す様子 Credit: 国立天文台

ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。この特別公開を通じて、アルマ望遠鏡や電波天文学を少しでも身近に感じていただけたなら幸いです。今後とも、アルマ望遠鏡プロジェクトへの応援よろしくお願いいたします!

NEW ARTICLES