水野範和教授が令和6年度外務大臣表彰を受賞

アルマ合同観測所副所長を務める、国立天文台アルマプロジェクトの水野範和(みずの のりかず)教授が令和6年度外務大臣表彰を受賞し、10月25日(金)に在チリ日本国大使公邸にて、伝達式が行われました。
大使とのお写真2

受賞中お写真

今回の受賞は、日本とチリとの学術交流の推進における水野教授の功績が認められたものです。同教授は、日本を中心とする東アジア、欧州、北米の国際共同事業で実現しているアルマ望遠鏡の運用に携わってきました。望遠鏡の建設地であるチリには、アルマ望遠鏡の運用の統一的な執行および管理を行う「合同アルマ観測所」が設置されています。水野教授は2008年からこの合同アルマ観測所で運用業務に従事し、2017年に同観測所技術部門長、2022年には同観測所副所長に就任しました。同観測所への日本の技術的・科学的貢献は極めて大きく、天文学分野における日本の世界的地位の向上に寄与しています。その中で、水野教授は観測所運用をリードするとともに、観測の科学的成果や技術開発を通じて日本とチリの学術交流振興および科学技術協力に大きく貢献してきました。また、中南米地域の日本人学校で天文学の講義も行うなど、後進となり得る人物の育成にも努めています。

 

外務大臣表彰は、多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍し、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人および団体について、その功績をたたえるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることを目的としています。

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