チリ観測所では、国立天文台野辺山の特別公開に毎年参加し、チリのアルマ・アステ望遠鏡についての展示を行なっています。
野辺山特別公開2017
今年は8月26日(土)に開催されました。前日から曇り空が続き、当日の朝も雨が降っていましたが、日中は晴れて日差しが暑く感じられる時間もありました。
アルマ・アステパートでは、ポスター、映像に加え、チリ現地の地形とアンテナ位置を再現したジオラマや、天体からの電波を受信する受信機を展示し、アルマ望遠鏡の最新成果を研究者や技術者が解説しました。毎年好評のアルマ・ミニ講演会は、多い回は立ち見も出るほどの盛況で、計4回でのべ200名ほどの方が参加しました。
こちらも定番になりつつある、アルマVR体験では、VRゴーグルに360度の映像を投影することで、チリのアルマ望遠鏡現地に行く疑似体験ができます。目への負荷が大きいため体験は13歳以上に限りますが、地球の反対側にあるアルマ望遠鏡を身近に感じていただきました。
今年の新企画としては、電波観測をもとに天体を画像化するようすを模した、電波ぬり絵を行ないました。細かい方眼にそれぞれ数字が書いてあり、数字によって色を変えて塗っていくと天体の姿が浮かび上がるようになっています。お子さんを中心に熱心にぬり絵に取り組む姿が見られました。
10月13日(金)・14日(土)には、国立天文台三鷹にて三鷹・星と宇宙の日が開催されます。
三鷹・星と宇宙の日2017
こちらでも楽しい企画をご用意しますので、ぜひご来場ください。