合同アルマ観測所マネジメントチームは、アルマ望遠鏡の科学観測をチリ時間10月28日に再開し、今後数日間をかけて通常の運用に復帰することを決定しました。観測所では引き続き状況の推移を注視し、スタッフと施設の安全確保に努めます。
チリでは、地下鉄運賃値上げへの抗議活動をきっかけに、一部の抗議参加者と治安部隊との衝突が起き、サンティアゴ市などで緊急事態宣言と夜間外出禁止令が発令されていました。抗議活動は徐々に沈静化してきており、夜間外出禁止令は10月26日に解除、また緊急事態宣言も10月28日午前0時に解除されました(いずれもチリ現地時間)。現時点で、国立天文台のすべての在チリ職員とその家族およびすべてのアルマ望遠鏡スタッフ、観測所の施設への被害の報告はありません。
参考情報:日本国外務省 海外安全ホームページ