アルマ望遠鏡は本格運用を開始してから10 年を迎えました。2023年12月には、これまでの業績を振り返り、最新の成果を紹介し、将来の技術開発を展望する国際会議が、チリ・プエルトヴァラスで開催されました。この国際会議と時期を合わせて、国立天文台アルマプロジェクトでは、これまでにアルマ望遠鏡を用いた優れた科学的成果を挙げている若手研究者5名を選出し、10周年の記念行事を開催しました。
12月4日から8日にかけて、若手研究者は、国際会議に参加し研究成果を発表するとともに、各国から集まった研究者との交流を行いました。
12月10日、11日には、国立天文台スタッフとともにALMA山麓施設、アルマ望遠鏡、およびALMA山頂施設を訪問し、アルマ望遠鏡についての説明を受けました。
12月12日には、チリの研究者との研究交流を図る目的で、合同アルマ観測所サンティアゴオフィスにおいて研究会「ALMA science workshop between Chile and Japan」を開催しました。日本の若手研究者およびチリの研究者による講演が行われ、活発な議論や意見交換が行われました。