2024年の東アジア・アルマ サイエンスワークショップ(7月22日〜24日)およびデータ解析ワークショップ(7月25日〜26日)が、ソウル国立大学で開催されました。毎年行われるサイエンスワークショップは、日本、台湾、韓国の共同で開催され、アルマ望遠鏡で得られた最新の科学的発見を共有し、東アジアにおける研究パートナーシップを促進するための機会を提供しています。今年も約100名の参加者を迎え、主に若手研究者による様々な科学的成果や発見が発表されました。さらに、昨年がアルマ望遠鏡の開所式から10周年であったことを記念し、東アジアにおける協力の歴史も振り返られました。
サイエンスワークショップに続いて行われたデータ解析ワークショップは、今回が日本、台湾、韓国の間で初めての共同データ解析イベントとなりました。ワークショップの主な目的は、東アジアにおける若手天文学者たちの解析スキルの向上と互いの協力関係の強化でした。参加者はグループに分かれ、セルフキャリブレーションやデータ結合といった高度なトピックを含む、様々な干渉計データの解析手法を学びました。このグループワークを通じて、普段よりも密な若手天文学者たちの交流が促進されました。また、参加者からは非常に好意的なフィードバックが寄せられ、イベントで得られたスキルと知識に満足した様子が伺えました。