標高2900mのアルマ望遠鏡山麓施設に、3種類の12mアンテナが勢ぞろいしています。写真の3台のアンテナは左から北米製、日本製、ヨーロッパ製で、それぞれ少しずつ形が違うのがわかります。
これらの12mアンテナは共通の性能仕様(鏡面精度や駆動性能など)に基づいて作られていますが、その仕様をどのように達成するかというアプローチが各地域の研究者や技術者によって異なったため、このような形の違いが生まれました。実際に観測を行うときには、どのアンテナも同じように使うことができます。
なお ここに写っている北米製アンテナは、北米が製造を分担する最後のアンテナである25号機です。