アルマ望遠鏡は66台のアンテナで構成されており、そのうち54台は口径12メートルのアンテナです。12メートルアンテナは日本製、北アメリカ製、ヨーロッパ製と3種類あります。
残るもう1種類は、ひとまわり小さな口径7メートルのアンテナで、12台を日本のみが製造しました。口径が小さいと、アンテナ同士の間隔を近づけて配置することができます。密集させて置くことで、ぼんやりと雲のように広がった天体を観測することが得意な望遠鏡となるのです。
アルマ望遠鏡の重要な一端を担う7メートルアンテナ。その形状も他のアンテナとは異なり、少し小ぶりな姿がかわいらしくもあります。
アルマ望遠鏡のペーパークラフトはこれまでに、12mアンテナとトランスポーターがありましたが、今回、7mアンテナのペーパークラフトが完成しました。データをダウンロードしてプリントすれば、どなたでも制作することができます。駆動部も再現され、本物に近い仕上がりになっていますので、熟練者向けの難易度の高い作品です。
夏休みに、またこれからの秋の夜長にじっくりと制作してみてはいかがでしょうか。