南半球にあるチリはまもなく冬至を迎えようとしていますが、見える星座は日本の「夏の星座」です。写真は、夜11時ごろにほぼ天頂を通過したさそり座。サンペドロのホテルの裏の通りに通常のデジタルカメラをセットし、30秒露出で撮影しただけで、これだけたくさんの星をとらえることができました。ALMA山麓施設の星座カメラでもよく見えています。星が多すぎて分かりにくいですが、画面の中央やや上よりにある赤い星がアンタレスで、さそりのしっぽが画面下に流れる天の川を横切っています。ALMAが狙う暗黒雲も天の川のシルエットとして浮かび上がっています。
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