――初期科学運用に関するアルマ評議会の声明――
2010年11月16日から18日に開かれたアルマ評議会において、評議会は、アンテナの建設および試験観測の最近の多大なる進歩を評価し、アルマおよび日米欧各地域の執行機関と請負業者の貢献に対して感謝の意を示した。66台のアンテナのうち8台がすでに標高5000メートルのサイトに配置されている。添付のテスト画像は、アルマが完成した時に、低温宇宙に関する史上初の科学的発見を可能にするポテンシャルを示している。
アルマの一部のアンテナを使用して実施する「初期科学運用」の開始準備として、評議会は、アルマ計画の審査報告書および提言を受領した。評議会は、アルマが2011年後期に開始予定の初期科学観測に向かって計画通り順調に進んでいる、という審査結果およびアルマ観測所長による結論を積極的に承認する。解決すべき課題が多く残っているが、アルマが干渉計として機能することは確実である。
2011年第1四半期に、アルマ観測所長が初期科学運用のための提案募集を公募する予定であり、その際に、予測されるスケジュールおよび性能の詳細情報が提示される予定である。
アルマ評議会
2010年11月18日