10月7日、静岡県焼津市のディスカバリーパーク焼津で石黒正人 国立天文台名誉教授による大人のための天文科学教室「日本の電波望遠鏡の進化 - 焼津のパラボラ技術からアルマ望遠鏡まで – 」が開催されました。
焼津は日本初の赤道儀式パラボラアンテナを作った法月惣次郎氏(1912-1995) の出身地で、ディスカバリーパーク焼津には法月氏製作の太陽電波望遠鏡があります。法月氏の貢献によって、この80年間で日本の電波天文学は急激な進歩を遂げました。電波望遠鏡は野辺山観測所から国際プロジェクト アルマ望遠鏡へと発展し、光では見えない宇宙をより詳細に描き出すことに成功しています。日本の電波天文学とアルマ望遠鏡を率いてきた石黒氏の話に、会場は熱心に聞き入っていました。