小学校での科学実験と講演

2月16日に国立天文台三鷹キャンパス近隣の調布市立深大寺小学校でPTA主催による「超冷たい世界&宇宙にようこそ」と題したイベントが開催されました。国立天文台の藤井泰範 研究技師をはじめ、小嶋崇文 助教、金子慶子 主任技術員、藤井由美 専門研究職員と児童の保護者が協力して、科学実験を体験してもらいました。

アルマに搭載される受信機は、宇宙からくる微弱な電波を受信するため超高感度(低雑音)受信機が必要です。この受信機の評価には液体窒素を用いた低温度信号(-196℃)と室温に置いた室温度信号(約22℃)との比較で行い、日常的に液体窒素を使用します。この液体窒素を使って身近な物を冷やす実験を行いました。写真は児童の前でバラの花を凍らせる実演を行う藤井泰範 研究技師です。

講演では4次元デジタル宇宙ビューワー「Mitaka」を使った日食の解説と、アルマ望遠鏡の観測画像や仕組みを紹介しました。児童60名、保護者40名が参加した盛大なイベントとなりました。

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