7月4日、サンチャゴ日本人学校(児童・生徒数35名)で七夕講演会が開催されました。みかんやざくろなどの木が植えられた自然あふれる中庭で小学生たちは上手に一輪車を乗りこなし、休み時間が終わると講堂に続々と集合しました。5時間目の特別授業として講演が行われ、保護者の方々の参加もみられました。
本年は国立天文台チリ観測所の亀野誠二教授が講師を務め、風船を使って宇宙膨張を、模型を使ってアルマ望遠鏡での干渉のしくみを、動画を使ってブラックホールについて説明しました。また質問コーナーでは先生も含め質問が尽きることがなく、皆さんの天文に関する好奇心が覗えました。 曇りで少々寒い天気でしたが、学校の皆さんの熱気と亀野教授の説明、スライドで会場は盛り上がり、最後は将来アルマで働く天文学者になりたいという少年のお礼の言葉で締めくくられました。(文・写真:塚野智美)