東京都内3カ所でのアルマ望遠鏡関連展示

アルマ望遠鏡に関連する展示企画が、東京都内の3か所で開催中です。アルマ望遠鏡のすべてを写真と映像でご紹介する展示からアルマ望遠鏡データを音に変換して楽しんでいただく展示まで、三者三様の内容となっています。ぜひ足をお運びください。

21_21 DESIGN SIGHT 『活動のデザイン展』

六本木のデザイン施設 21_21 DESIGN SIGHTで開催中の『活動のデザイン展』にて、アルマ望遠鏡観測データを音と映像に変換したインスタレーション作品 『ALMA MUSIC BOX:死にゆく星の旋律』を展示中です。クリエイティブラボ PARTY NYの川村真司氏、 Qosmoの澤井妙治氏らを製作陣に迎え、アルマ望遠鏡が撮影した不思議な渦巻き星 ちょうこくしつ座R星の画像をもとに、その電波強度の強いところに穴をあけたオルゴール盤を製作しました。アルマ望遠鏡は一度に複数の周波数で天体を観測することができるため、その周波数ごとに合成された70の画像をもとに70枚のオルゴール盤を製作しました。会場ではこれを日替わりで演奏しています。聴覚と視覚を使って、科学解説を読むのとは一味違う宇宙を感じ取ってみてください。

『ALMA MUSIC BOX』紹介映像

2014年10月24日(金) – 2015年2月1日(日)
21_21 DESIGN SIGHT企画展「活動のデザイン展」
場所:21_21 DESIGN SIGHT(東京都港区)
内容:アルマ望遠鏡で取得したデータを音楽に変換したアート作品を展示
詳細:企画展「活動のデザイン展」
 

国立科学博物館『ヒカリ展』

2015年は、国連とユネスコが定めた国際光年です。アインシュタインの一般相対性理論から100年、宇宙マイクロ波背景放射の発見から50年など、天文学上の偉大な足跡の記念の年でもあります。これに関連して国立科学博物館で開催される『ヒカリ展』に、アルマ望遠鏡の1/20アンテナ模型、日本が開発したアルマ望遠鏡バンド4/10受信機、さらに望遠鏡建設地探しのために1990年代にチリ北部を走破した天文学者の記録ノートを出展しています。また国立天文台からは、他にすばる望遠鏡模型やTMT模型等も出展しています。

「ヒカリ展」会場写真

2014年10月28日(火) – 2015年2月22日(日)
国立科学博物館「ヒカリ展」
場所:国立科学博物館(東京都台東区)
内容:アルマ望遠鏡アンテナ模型・受信機の展示など
詳細:特別展「ヒカリ展―光のふしぎ、未知の輝きに迫る!」
 

コニカミノルタプラザ『宇宙に挑む人類の”眼” アルマ望遠鏡プロジェクト展』

新宿駅東口のコニカミノルタプラザにて、アルマ望遠鏡の全貌を写真と映像、解説パネルで紹介する企画展が開催されています。アルマ望遠鏡の観測画像や現地の写真、麓のオアシスの町サンペドロ・デ・アタカマの風景など、多くの写真を展示しています。特に、壁面いっぱいにプリントされた夜のアルマ望遠鏡山頂施設の写真は圧巻です。さらにアルマ望遠鏡の構想・建設にかかった30年を当時の貴重な写真や研究会資料などで振り返るコーナーもあります。新宿駅地下通路のアルマ望遠鏡巨大ポスターにもご注目ください。

また11月9日(日)11時~12時には、会場とチリ・アルマ望遠鏡山麓施設をつないだトークショーも企画されています。ぜひご来場ください。

2014年11月1日(土) – 24日(月・祝)
コニカミノルタプラザ特別企画展 「宇宙に挑む人類の”眼” アルマ望遠鏡プロジェクト展」
場所:コニカミノルタプラザ(東京都新宿区)
内容:アルマ望遠鏡写真パネル・アンテナ模型・映像の展示および講演会
入場無料
詳細:「宇宙に挑む人類の”眼”アルマ望遠鏡プロジェクト展」

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