アルマ望遠鏡山麓施設で撮影したラブジョイ彗星

ラブジョイ彗星(C/2014 Q2)が、夜空に現れています。2014年8月にオーストラリアのアマチュア天文家ラブジョイ氏により発見されたこの彗星は、2015年1月30日に太陽に最接近する軌道を取っており、現在4等級前後まで明るくなっています。

写真は、アルマ望遠鏡山麓施設に出張した国立天文台スタッフが、2014年12月31日に撮影したラブジョイ彗星です。アルマ望遠鏡ではクリスマスや年末年始も休みなく観測が行われています。観測に携わるスタッフは24時間の運用を3交代で担当します。シフトの合間に食事や運動をしたり天体の観察をするスタッフもいます。

なお、2012年1月にもラブジョイ彗星(C/2011 W3)の写真をアルマ通信に掲載しましたが、今回の彗星とは別の彗星です。彗星には発見者の名前が付けられるため、同一発見者の場合は同じ名前がつくことになります。

撮影データ

撮影者:亀野誠二
撮影日時:2014年12月31日 02:48 – 02:54 (チリ時間)
露出:15秒 × 20フレーム、ISO6400
カメラ:Fujifilm X-M1
レンズ:Nikkor 180mmED F2.8

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