7月7日、恒例の七夕講演がサンチャゴ日本人学校で今年も開催されました。講師は、米国のストーニーブルック大学から国立天文台チリ観測所に客員准教授として来られている幸田仁さんです。

幸田さんは、天の川銀河がいかにたくさんの星でできているか、近くの銀河から遠くの銀河、そして宇宙の果てまで、壮大な宇宙の空間の広がりをわかりやすく紹介しました。そして宇宙の膨張から逆算した宇宙の創生の話と、そこから天の川銀河ができるまでの歴史も紹介しました。小学１年生から中学３年生までの子供たちはもとより、保護者の皆様、先生方も興味津々でした。

講演後の質疑応答では率直でも答えが難しい質問や、かなり高度な質問まで、多数の質問攻めに会いました。最後に子供たち一人一人からの感想文を持ち帰りました。日本人学校は、7月13日から冬休みに入りました。
（文・写真：奥村裕二）