過去数十年で一番明るいといわれているMcNaught彗星は、北半球からは見えない方向に回り込んでしまいましたが、南半球にあるチリからはその姿を見ることができるようになりつつあります。写真は、ALMA山麓施設に設置された星座カメラ”Roberta”が世界時20日0時19分(日本時間同日朝9時19分)にとらえたMcNaught彗星。まだ太陽に近いので、薄明時にはすでに核の部分は南西の空に沈んでしまっていますが、たなびく尾が数十度にわたって広がっているのを認めることができます。画像提供:木村かおる氏。
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