8月23日(土)に、国立天文台野辺山宇宙・太陽電波観測所の特別公開が開催されました。国立天文台チリ観測所では、例年と同様にアルマ望遠鏡・アステ望遠鏡の展示を行いました。
当日早朝に降っていた雨も開場までには上がり、高原ならではの爽やかな空気の中での特別公開となりました。アルマ望遠鏡・アステ望遠鏡ブースでは、サブミリ波で見える宇宙の解説からアルマ望遠鏡・アステ望遠鏡の概要と最新成果をパネル展示や映像でご紹介しました。また星・惑星の誕生や銀河の観測などをテーマにしたミニ講演も開催し、活発に質問が出るなどたいへん盛況でした。さらにチリのアルマ望遠鏡山麓施設に出張していた澤田剛士 国立天文台チリ観測所助教とビデオ通話を行い、時差12時間の現場からの生中継で現在のコントロールルームの様子や屋外のアンテナの様子をご紹介しました。
特別講演では、立松健一 国立天文台チリ観測所教授が「電波で見る宇宙:野辺山、そして南米のアルマ望遠鏡の成果」と題して講演を行いました。講演の様子は、Ustreamの録画でご覧いただけます。
下の写真は、アルマ望遠鏡の最新成果を紹介する国立天文台チリ観測所の松田有一氏とジェイムズ・チブエゼ氏(青い帽子をかぶっている2人)です。