アルマ望遠鏡のチリにある計算機システムが、現地時間の10月29日(土曜日)6時14分にサイバー攻撃を受けました。これに伴い、科学観測とチリ合同アルマ観測所のウェブサイトが停止しています。また、合同アルマ観測所のEメールの利用も限定的になっています。現在、この脅威を抑えつつあり、影響を受けたシステムの復旧作業が専門家によって進められています。アルマ望遠鏡のアンテナや科学観測データには、今回の攻撃の影響はありません。事態の性質上、通常の運用への復帰に要する時間を予測することはまだ難しい状況です。関係者の皆様のご理解とご支援に感謝申し上げますとともに、復旧作業に伴いご迷惑をおかけしますことをお詫びいたします。
NEW ARTICLES
2024 4.11
赤ちゃん星の"くしゃみ"を捉えたか?
〜アルマ望遠鏡が目撃したダイナミックな磁束放出〜
星(太陽をはじめとする恒星)は分子雲コアと呼ばれる星の卵が重力によって収縮することで誕生します。分子雲コアには磁力が働い…
2024 3.28
銀河の中の星工場―分子で見る繁忙期の製造ライン
国立天文台の原田ななせ助教、欧州南天天文台/合同アルマ観測所のセルヒオ・マーチン博士、米国国立電波天文台のジェフ・マンガ…
2024 3.19
伊藤駐チリ日本国特命全権大使が、国立天文台三鷹キャンパスを視察
先端技術センターにて、観測機器の開発について説明を受ける様子(左から三井主任技術員、渡邊チリ観測所長、伊藤駐チリ日本大…