国立天文台三鷹の特別公開「星と宇宙の日2019」が、10月26日(土)に行われました。星と宇宙の日は、三鷹キャンパスの施設公開をはじめ、各プロジェクトによる展示・講演・体験など、最新の天文学に触れることのできる年に一度のイベントです。今年は前日の雨天から一転、さわやかな秋晴れとなり、例年にも増してたくさんの方々が足を運んでくださいました。
アルマ・ミニ講演&ショートトーク
今年は8名の研究者が登壇し、アルマ望遠鏡の最新成果などをご紹介しました。
ミニ講演の内容はYouTube(ALMA Japan Channel)で配信中です。ぜひご覧ください。
・ 人類は惑星誕生の目撃者になる :長谷川 哲夫 国立天文台アルマプロジェクト上席教授
・ 100億年前のモンスター銀河!? :伊王野 大介 国立天文台アルマプロジェクト准教授
・ 見えない宇宙を探る新しい眼の開発 :アルバロ ゴンザレス 准教授
・ ブラックホール撮影にアルマが果たした役割 :永井 洋 特任准教授
・ アルマ望遠鏡の最前線!合同アルマ観測所 :石井 峻 助教
・ 太古の宇宙を流れる大河(宇宙網) :松田 有一 助教
・ 電波望遠鏡の仕組み :平松 正顕 助教
・ ダークマター、ブラックホール、ダークエネルギーの質量を測る! :津久井 崇史 総合研究大学院大学 大学院生
アルマ望遠鏡クイズに挑戦!
今年のアルマ望遠鏡展示では、新企画「アルマクイズ」を行いました。来場者の皆さんは、クイズシートをもってポスターを見学し、6つの質問に答えていきます。全問回答すると右上の空欄にアルマ特製スタンプが押され、クイズシートが完成します。クイズを通じてアルマ望遠鏡のことを知っていただくことができ、大変うれしい機会となりました。
(クイズの答えは、このニュース記事の最後へ。)
今年は、雨天のため25日(金)のプレ公開が中止となりましたが、26日(土)は無事に開催することができました。ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。この特別公開を通じて、アルマ望遠鏡や電波天文学を少しでも身近に感じていただけたなら幸いです。今後とも、アルマ望遠鏡プロジェクトへの応援よろしくお願いいたします!
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アルマ望遠鏡クイズの答え:
①チリ ②22 ③惑星(複数回答あり) ④ 132.8 ⑤ 7 ⑥ 3