日本天文学会の最終日には、地上観測機器のセッションでALMA関連の報告がありました。写真は、ALMAの進捗報告の中で、2台のALMA試作アンテナを結合して一つのシステムとして天体を観測する「ファーストフリンジ」が得られたことについて紹介する長谷川哲夫ALMA-Jプロジェクトマネージャ。このような2台のアンテナの組み合わせはALMAのように多くのアンテナを組み合わせるシステムの最小構成単位となるもので、アメリカのALMA試験施設(ATF)で3月2日に行われたこの実験の成功は、ALMAのために開発中のハードウェアとソフトウェアが機能することを意味しています。
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