アルマ望遠鏡サイクル4・タウンミーティング・イン・三鷹

4月4日、国立天文台三鷹キャンパスにて、アルマ望遠鏡タウンミーティングが開催されました。アルマ望遠鏡では今年10月から始まる新しい観測期間、サイクル4に行なう観測の内容を4月21日締め切りで公募しました。日本をはじめ東アジアの研究者をサポートするための説明会がタウンミーティングです。今回は、愛媛大学、鹿児島大学、京都大学、そして国立天文台三鷹と4カ所で開催されました。

タウンミーティングでは、サイクル4で可能となる観測の仕様の説明がありました。また、観測提案を提出したりデータ解析を行なったりするアルマ望遠鏡専用のソフトウェアの使い方の説明や、個別の相談会もありました。東アジアの研究者を支援するアルマ地域センターによって、今後個別のサポートを受けることもできます。手厚いサポート体制によって、天文学に限らず幅広い分野の研究者にアルマ望遠鏡を使ってもらい、最大限の科学的成果をあげることを目標としています。

サイクル4では、アルマ望遠鏡のさらなる能力が発揮されることとなります。今までで最多となるアンテナ53台の使用、太陽の観測、他の電波望遠鏡と協力して地球規模での観測も可能となるVLBIの開始など、より幅広い研究分野が対象となります。世界中の研究者から多くの観測提案が寄せられるため、東アジアから優れた観測提案が多く採択されるよう、アルマ地域センターのサポートは続きます。

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