世界的には9・11同時多発テロが有名な9月11日ですが、チリでは1973年にアウグスト・ピノチェトらにより軍事クーデターが起こされた日で、デモ行進だけでなく、投石や火炎瓶の使用など、若年層が荒れる日となっています。写真は、前日の日曜日の昼間のサンチャゴ・パトロナート市場周辺の様子。バスを待つ通行人は催涙ガスの異臭に鼻を押さえ、子供はぐったりしています。皆くしゃみが止まらず、あたりにはちり紙が散乱しています。バス停の背もたれにあったガラス板も跡形もありません。写真には写っていませんが、対向車線では散水車が道路を洗浄しており、マポチョ川にかかる橋には装備した機動隊が大勢待機していました。日本という国の治安のよさに感謝する一局面です。
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