世界的には9・11同時多発テロが有名な9月11日ですが、チリでは1973年にアウグスト・ピノチェトらにより軍事クーデターが起こされた日で、デモ行進だけでなく、投石や火炎瓶の使用など、若年層が荒れる日となっています。写真は、前日の日曜日の昼間のサンチャゴ・パトロナート市場周辺の様子。バスを待つ通行人は催涙ガスの異臭に鼻を押さえ、子供はぐったりしています。皆くしゃみが止まらず、あたりにはちり紙が散乱しています。バス停の背もたれにあったガラス板も跡形もありません。写真には写っていませんが、対向車線では散水車が道路を洗浄しており、マポチョ川にかかる橋には装備した機動隊が大勢待機していました。日本という国の治安のよさに感謝する一局面です。
NEW ARTICLES
2024 4.22
泉拓磨氏、令和6年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞をアルマ望遠鏡の研究で受賞
国立天文台でアルマ望遠鏡の運用にも携わる泉拓磨准教授が、令和6年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞しまし…
2024 4.11
赤ちゃん星の"くしゃみ"を捉えたか?
〜アルマ望遠鏡が目撃したダイナミックな磁束放出〜
星(太陽をはじめとする恒星)は分子雲コアと呼ばれる星の卵が重力によって収縮することで誕生します。分子雲コアには磁力が働い…
2024 3.28
銀河の中の星工場―分子で見る繁忙期の製造ライン
国立天文台の原田ななせ助教、欧州南天天文台/合同アルマ観測所のセルヒオ・マーチン博士、米国国立電波天文台のジェフ・マンガ…