チリで現在建設が進んでいるアルマ望遠鏡そっくりのアンテナ模型が完成し、
三鷹のアルマ棟 1階ロビーに設置されました。このアンテナ模型は、日本が担当している7mと12mアンテナの実際の設計図をもとに、1/20の大きさで忠実に再現されたものです。
実際にアンテナ模型の手前にあるレバーや緑色のボタンを操作すると方位角(水平方向)や仰角(垂直方向)へアンテナが駆動したり、天体の日周運動を追尾するようすやラスタースキャン(目標天体に対して、空をほうきで規則正しく掃いてゆくようなイメージで連続的にアンテナを動かし、天体からのデータを取得する観測方法)も再現することができます。
またチリに設置されているアンテナ同様に、アンテナ模型の副鏡ステイ(副鏡を支えている柱)にも細かく避雷針がついており、見た目も本物そっくりです。みなさまにもぜひアンテナ模型をご覧頂きたいので、お披露目できる日が今からとても待ち遠しいです。写真は、アルマ棟1階ロビーに設置されている7m(左側)と12m(右側)アンテナの1/20の大きさのアンテナ模型です。(写真:佐藤友美)
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