夏至を過ぎたチリ・サンティアゴの夜明け前の空に、長大な尾をなびかせた大彗星・ラブジョイ彗星が現れています。今年11月に、オーストラリアのアマチュア天文家ラブジョイ氏により発見されたこの彗星は、太陽のすぐ近く(太陽表面から18万km = 地球と月の間隔のおよそ半分)をかすめる軌道を持っていました。このため、太陽の重力によって壊されてしまうのではないかと思われていましたが、無事に通過して見事な姿を見せてくれています。
写真は、日の出前のサンティアゴの空に現れたラブジョイ彗星です。淡いですが長い尾がまっすぐ立っているのが見えています。(写真:澤田剛士)