澤田NTT取締役会長・宇宙政策委員長が、チリのアルマ望遠鏡施設に来訪

2026年9月15日、澤田純(さわだ・じゅん)NTT株式会社取締役会長・内閣府宇宙政策委員長が、南米チリ共和国のアルマ望遠鏡施設を訪問されました。

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チリ・チャナントール高原のアルマ望遠鏡サイトに来訪された、澤田NTT株式会社取締役会長(中央右)と池田NTT会長秘書長(同左)。百瀬国立天文台チリ観測所長(最左)と水野合同アルマ観測所運用担当副所長(最右)。標高5000mの高地のため、一同酸素吸引をしながらの視察となった。(クレジット:国立天文台)

澤田会長は、チャナントール高原に展開した66台のアンテナを運用している標高5000mの山頂施設(AOS)と、アルマ望遠鏡の科学運用を行っているサンペドロ・デ・アタカマ郊外標高2900mの山麓施設(OSF)を訪問されました。

AOSでは、多数のアンテナで集められた信号を計算処理し電波画像を作り出すスーパーコンピュータ「相関器」などを視察された他、日本が貢献したアンテナ16台の観測システム「アタカマコンパクトアレイ(ACA、愛称:モリタアレイ)」のすぐ近くで、科学観測中のアンテナ群が歩調を合わせて向きを変える様子を体感され、そのスケールの大きさに驚かれていた様子でした。
OSFでは、制御ルームや受信機・冷凍機実験室を見学され、観測運用や受信機カートリッジの協力体制、冷凍機の保守における日本を含む東アジアの貢献の説明を受けられました。また、アンテナ移動台車や保守中のアンテナをご見学されました。

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アルマ望遠鏡山麓施設(OSF)にて。澤田NTT株式会社取締役会長(中央右)。池田NTT会長秘書長(最左)、水野合同アルマ観測所運用担当副所長(中央左)、百瀬国立天文台チリ観測所長(最右)。(クレジット:国立天文台)

一連のご見学の後には、国立天文台の百瀬宗武チリ観測所長、水野範和合同アルマ観測所運用担当副所長とともに昼食をとりながら懇談が行われました。“In search of our cosmic origin(私たちの宇宙的な起源を求めて)”をキーワードに、アルマ望遠鏡が切り拓いている最新の科学研究の意義が説明されました。また、技術的進歩が装置改良や科学活動に与える影響についても議論され、現在進行中の高機能化「アルマ2計画(広帯域感度アップグレード:WSU)」や観測運用・データ解析におけるAIの利用の進展が話題となりました。アルマ望遠鏡のように国際協力で運用され世界に開かれた大型科学研究設備において、日本がメジャーパートナーの一角として参画していることの意義が懇談されるなど、多岐にわたって活発な意見交換が行われました。

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