最も遠い回転円盤銀河の発⾒
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国立天文台アルマ望遠鏡メールマガジン
ALMA Mail Magazine 2022年8月15日号
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今夜は「月齢16」。アルマ望遠鏡の話題をお届けします。
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Pick up!
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◆ 惑星系の起源と進化を解き明かす新たな「指紋」
~アルマ望遠鏡がとらえた惑星誕?現場の物質組成の?きな変化~
総合研究大学院大学/国立天文台の大学院生吉田有宏氏、国立天文台の野村英子教授らの研究チームは、アルマ望遠鏡で取得されたデータをもとに、惑星誕生の現場で物質組成が大きく変化していることを明らかにしました。
研究チームは、新たに開発した手法を用いて、うみへび座TW 星まわり原始惑星系円盤の一酸化炭素同位体?の測定に成功しました。
その結果、一酸化炭素同位体?が場所によって大きく変化していることを発見しました。
一酸化炭素同位体?は、物質のルーツを探る「指紋」としての活用が模索されています。
この「指紋」を照合することによって太陽系や太陽系外惑星の物質がどこでどのように作られたのか、あるいは、運ばれてきたのか、そのルーツが解き明かされることが期待されます。
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Topics
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◆アルマキッズ更新
三つ子星にふり回される原始惑星系円盤
単独の中心星にいくつかの惑星がある場合、大抵それらの惑星は1つの平面で星の周りを回っています。
私たちが住む太陽系も同様で、惑星の軌道は「整列」しています。
近接した双子星(2連星)に複数の惑星がある場合にはこのようにはなりません。
2つの星は1つの平面で互いの軌道を回り、惑星は別の平面で連星の周りを移動します。
2つの平面は互いに傾いています。つまり惑星の軌道はそろっていません。
では、3つ子星(3連星)の場合にはどうなるでしょうか。
天文学者たちはアルマ望遠鏡で3連星オリオン座GW星を調べることで最初の手がかりを得ました。
オリオン座GW星は、ガスと塵でできた巨大な円盤に囲まれた若い3連星です。
将来的にはこの円盤内のガスと塵が固まり、惑星になる可能性があります。
◆ 特別公開2022「野辺山40年と新しい挑戦」
日時:2022年8月28日 9:00-16:00
場所:野辺山宇宙電波観測所
今年は「現地」と「オンライン」両方のイベントを予定していましたが
新型コロナウィルスが猛威を振るっており、野辺山宇宙電波観測所のある地域には「医療非常事態宣言」が発出され、
感染リスクを避けるため、イベントを中止する決定を致しました。
尚、オンラインイベントは予定通り開催いたします。
楽しみにされていた皆様には大変申し訳ありませんが、オンラインイベントにご参加頂けますと幸いです。
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Afterword
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野辺山宇宙電波観測所の特別公開現地イベントが今年も中止になり、誠に残念ですが昨年と同じようにオンラインでお届けします。
前回は動画がメインでしたが今年はそれ以外のものも用意しております。
後日、詳細情報公開されると思いますので今しばらくお待ちください。
こちらのウェブページや、国立天文台野辺山ツイッター(@NAOJ_Nobeyama)でお知らせ致します。
夏休み期間に昨年の特別公開の動画で今年の特別公開の予習をするのは如何でしょうか?
【午前の部】野辺山特別公開2021「科学を支えるものたち」ライブチャンネル1
【午後の部】野辺山特別公開2021「科学を支えるものたち」ライブチャンネル1
またアルマ望遠鏡チャンネルもございますので、よろしければご覧下さい。
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In Search of Our Cosmic Origins
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