2012. 10. 2

【 ALMA Mail Magazine 】 2012年10月2日号 ~アルマ望遠鏡のコラム~

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▲▲▲ ALMA Mail Magazine 2012年10月2日号
Atacama Large Millimeter/submillimeter Array < http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/> ====================================================================
――― 国立天文台のALMA(アルマ)計画に関心をお持ちの皆さま ―――
毎月月齢16の夜にお届けしているアルマ望遠鏡メールマガジン。
国立天文台が進めているアルマ計画の近況をお届けいたします。
最新情報はアルマ望遠鏡のウェブサイト http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/
ならびにアルマ望遠鏡Twitterアカウント http://twitter.com/ALMA_Japan
をご覧ください。
INDEX
最新情報 / アルマ通信
 9月 4日 国際天文学連合総会でのアルマ望遠鏡ブース展示
 9月 7日 ALMA太陽観測ワークショップ@東京
 9月10日 コラム “Bienvenido a ALMA!” 第12回を公開
 9月14日 バンド8受信機と7mアンテナ3台、ACA相関器を使った干渉計試験に成功
 9月25日 コラム “Bienvenido a ALMA!” 第13回を公開
PICK UP!
 アルマ望遠鏡のコラム
イベント情報
 10月20日 ミニ講演会 @出雲科学館
 10月21日 子ども科学学園 @出雲科学館
 10月26日-27日 三鷹・星と宇宙の日2012 @三鷹キャンパス
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 ■ 最新情報 / アルマ通信 ■
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◎ 9月 4日 国際天文学連合総会でのアルマ望遠鏡ブース展示
世界の天文学者の集まりである国際天文学連合(IAU)総会が中国・北京で
開催されました。アルマ観測所展示ブースには、レゴブロックで作ったアル
マ望遠鏡のパラボラアンテナとアンテナを運搬するトランスポーターのミニ
チュアも展示されました。コンピュータから操作してアンテナを回転させた
りトランスポーターを走らせたりすることが可能で、多くの来場者の注目を
集めていました。
[アルマ通信] 国際天文学連合総会でのアルマ望遠鏡ブース展示
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/alma/2012/0904post_447.html
◎ 9月 7日 ALMA太陽観測ワークショップ@東京
国立天文台三鷹キャンパスでALMA太陽観測ワークショップ@東京が開催され、
20名以上の太陽研究者が集まりました。
野辺山電波へリオグラフや太陽観測衛星「ひので」など、日本の太陽観測研
究は世界的にも高いレベルにあります。また理論的な研究も活発に行われて
います。アルマ望遠鏡を使えば、太陽の観測においても高い空間分解能(視
力)で連続電波写真を撮影することができるので、多くの新発見が期待され
ています。
[アルマ通信] ALMA太陽観測ワークショップ@東京
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/alma/2012/0907alma_77.html
◎ 9月10日 コラム “Bienvenido a ALMA!” 第12回を公開
アルマ望遠鏡プロジェクトに関わるスタッフのリレー連載、 “Bienvenido a ALMA!”
の新しいコラムを公開しました。
第12回筆者の樋口あや(国立天文台チリ観測所専門研究職員)は現在チリに
赴任し、引き続き科学的評価試験(CSV)活動に従事しています。
[コラム] “Bienvenido a ALMA!” 12.世界の仲間とALMA望遠鏡立ち上げ中なう
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/column/Bienvenido/12.html
◎ 9月14日 バンド8受信機と7mアンテナ3台、ACA相関器を使った干渉計試験に成功
国立天文台製のバンド8受信機と日本製7メートルアンテナ3台、日本製ACA
相関器を使った干渉計試験に初めて成功しました。アンテナ3台での干渉計
試験に、全て日本製の主要な装置を使って成功したのは今回が初めてです。
[最新情報] バンド8受信機と7mアンテナ3台、ACA相関器を使った干渉計試験に成功
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/info/2012/091487m3aca.html
◎ 8月23日 コラム “Bienvenido a ALMA!” 第13回を公開
アルマ望遠鏡プロジェクトに関わるスタッフのリレー連載、 “Bienvenido a ALMA!”
の新しいコラムを公開しました。
第13回筆者は、水野範和(国立天文台チリ観測所 システムエンジニアリン
グ&インテグレーションマネージャ)です。長い肩書きの意味が気になる方
は、コラムをご覧ください。
[コラム] “Bienvenido a ALMA!” 13.JAOとの会議、調整の日々
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/column/Bienvenido/13.html
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 ■ PICK UP! ■
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◎ アルマ望遠鏡のコラム
アルマ望遠鏡に関する連載が各所で始まっています。マイナビニュースで
「【コラム】最新理論と先端技術で宇宙の謎に挑むALMA電波望遠鏡」が8月
15日から始まり、現在第7回まで公開中。ほぼ日刊イトイ新聞で「ああ、
憧れのALMA計画」が、9月27日から全4回の予定で公開中。
マイナビニュースは、アルマの概要から電波を集めるパラボラアンテナ、電
波を受信する受信機、信号を組み合わせる相関器、とそれぞれの装置につい
て時に専門的な内容も含みながら、詳細に解説しています。ひとつひとつの
装置に注ぎ込まれた先端技術と、それをあわせてひとつのシステムとして働
く望遠鏡の緻密さを感じていただけることでしょう。
ほぼ日刊イトイ新聞は、阪本成一(JAXA教授/国立天文台客員教授)と平松
正顕(チリ観測所広報主任・国立天文台助教)のインタビューで構成されて
います。アルマの建設地を求めて世界中を調査して回った阪本教授と、アル
マプロジェクトの広報としてまさに活躍中の平松広報主任。二人の人柄もに
じみ出るインタビューです。アルマやチリのこと、そして宇宙の謎をわかり
やすい言葉ですがしっかりとお届けしています。アルマや宇宙の画像も存分
にお楽しみいただけます。
秋の風を感じるこの頃、2つのコラムをじっくり読み比べてみてはいかがで
しょうか。
マイナビニュース【コラム】宇宙の謎に挑むALMA電波望遠鏡
 http://news.mynavi.jp/column/alma_project/index.html
ほぼ日刊イトイ新聞「ああ、憧れのALMA計画」
 http://www.1101.com/space/alma/index.html
■詳しくは、アルマ望遠鏡ウェブサイトをご覧ください。
  http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/ (日本語)
  http://alma.mtk.nao.ac.jp/e/ (英語)
■アルマ・メールマガジン バックナンバー
  http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/mailmagazine/
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 ■ イベント情報 ■
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◎ 10月20日 ミニ講演会「アンデスの巨大な”電波の眼” ALMA」
講師:石黒正人(国立天文台名誉教授)
時間:19:00 – 19:20 講演会後、天体観望会「秋の星座と月を見よう」
会場:出雲科学館 (島根県出雲市)
料金:無料、自由出入
詳細:http://www.izumo.ed.jp/kagaku/calendar/h24/1210b/1210b.html
◎ 10月21日 子ども科学学園
講師:石黒正人(国立天文台名誉教授)
小学生クラス 「見えない電波をつかまえてみよう!」
時間:10:15 – 12:30
中学生クラス 「暗黒の宇宙をさぐる 」
時間:14:00 – 16:15
会場:出雲科学館 (島根県出雲市)
申込:中学生クラス聴講生募集(10月7日締切)
http://www.izumo.ed.jp/kagaku/calendar/h24/1210b/1210b.html
◎ 10月26日-27日 三鷹・星と宇宙の日2012
国立天文台三鷹キャンパス特別公開
「星の一生~赤ちゃん星から超新星まで~」
日時:10月26日 14:00-19:00
   10月27日 10:00-19:00
場所:国立天文台三鷹(東京都三鷹市)
内容:講演会、ポスター展示、映像上映など
詳細:http://www.nao.ac.jp/open-day/2012/
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 ■ あとがき ■
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日本では国立天文台がアルマ望遠鏡の建設や運用を担っていますが、チリに
は合同アルマ観測所があります。そこには、世界から集まった研究者や技術
者が所属しており、日本から出向・赴任している者も多くいます。合同アル
マ観測所では独自のホームページを公開していますので、ご紹介します。
ホームページ左上に「Antennas delivered to Chajantor 46」と数字があり
ます。これは、標高5000mの山頂施設に運ばれたパラボラアンテナの台数を
指しています。日米欧の各地域で製造されたアンテナは、標高2900mの山麓
施設(OSF)で調整・試験が繰り返され、厳しい試験をパスしたアンテナが、
順次標高5000m(チャナントール山頂)へと運ばれます。標高5000mにたど
り着いたアンテナは現在46台。メンテナンスなどのために再びOSFに下ろ
されているアンテナもありますので、現在山頂にある台数はこれよりも少な
い数になりますが、完成時の66台まで3分の2を過ぎました。
言語は英語とチリ現地の公用語のスペイン語のみですが、アンテナと星空の
美しい写真や映像、そしてライブカメラなども掲載されていますので、ぜひ
一度合同アルマ観測所ホームページを訪れてみてください。地球の反対側の
チリを身近に感じられるかもしれません。
合同アルマ観測所ホームページ(英語)
 http://www.almaobservatory.org/
山麓施設ライブカメラ(Live from OSF)
 http://www.almaobservatory.org/en/live-from-the-alma-site/live-from-osf
山頂施設ライブカメラ(Live from Chajnantor)
http://www.almaobservatory.org/en/live-from-the-alma-site/live-from-chajnant
or
■ご意見、ご感想はお問い合わせフォームからお寄せください。
 お問い合わせフォーム:http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/inquiry/
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国立天文台 チリ観測所 http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/
Copyright(C) 2012 Atacama Large Millimeter/submillimeter Array(ALMA), NAOJ.
All rights reserved.
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