アルマ望遠鏡が捉えた惑星系形成の現場:惑星の外側で塵が集まり、次の惑星が生まれる様子
アルマ望遠鏡は、すでに形成された惑星の外側に、次なる惑星の材料となる塵が局所的に集まっている現場を捉えました。国立天文…
Atacama Large Millimeter/submillimeter Array(ALMA)
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国立天文台アルマ望遠鏡メールマガジン
ALMA Mail Magazine 2015年8月31日号
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今夜は「月齢16」、アルマ望遠鏡の話題をお届けします。
アルマのペーパークラフトは非常に精巧にできています。
本物と見まがうほどの完成度は一見の価値ありです。
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pick up!
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◎ 7mアンテナのペーパークラフト完成!
アルマ望遠鏡のペーパークラフトはこれまでに、12mアン
テナとトランスポーターがありましたが、今回、7mアン
テナのペーパークラフトが完成しました。データをダウン
ロードしてプリントすれば、どなたでも制作することが
できます。駆動部も再現され、本物に近い仕上がりに
なっていますので、熟練者向けの難易度の高い作品です。
これからの秋の夜長にじっくりと制作してみてはいかが
でしょうか。
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/alma/2015/08207m_4.html
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topics
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◎国立天文台と台湾中央研究院天文及天文物理研究所、
アルマ望遠鏡に関する協定書に署名
2015年7月27日、国立天文台と台湾中央研究院天文及
天文物理研究所(ASIAA)は、アルマ望遠鏡に関する
協定書に署名を行いました。またこれに先立つ7月21日、
自然科学研究機構と台湾中央研究院もアルマ望遠鏡の
運用と将来開発計画に関する協定書に署名しました。
これらの協定により、日本と台湾はさらに緊密な連携の
もとにアルマ望遠鏡の運用に貢献します。
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/info/2015/0805post_609.html
◎国立天文台野辺山 特別公開2015
8月22日(土)に国立天文台野辺山の特別公開が開催され
ました。南米、チリにある2つの望遠鏡の基本情報から
最新の成果までをポスターや映像でお知らせするとともに、
今年は日本が製造したバンド4、バンド8の2つの受信機の
展示も行ないました。
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/alma/2015/08252015_2.html
◎アルマ望遠鏡科学観測サイクル3の観測提案審査
アルマ望遠鏡科学観測サイクル3に提出された1578件の
観測提案の科学的審査が完了しました。観測提案審査会は、
6月に大阪で開催され、97名の科学者が審査員となり、
各提案の期待される科学的価値について審査しました。
評価の高かった401件が科学観測サイクル3で観測する
プロジェクトとして選ばれました。
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/info/2015/08263_5.html
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event
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◎ 9月 5日(土)13:00〜15:00
宇宙教室「ALMA望遠鏡を通して宇宙を考えてみよう」
コズミックカレッジ 宇宙教室
講師: 水野範和(国立天文台チリ観測所 准教授)
場所: 静岡科学館る・く・る(静岡県静岡市)
対象: 小学3年生〜中学3年生
定員: 30名
参加費: 無料(別途入館料がかかります)
申込: 静岡科学館(054-284-6960)へ電話(申込順)
◎ 9月 6日(日)13:00〜15:00
「ここまで宇宙が見えてきた!電波望遠鏡ALMA最新情報」
科学茶房 宇宙カフェ
講師: 水野範和(国立天文台チリ観測所 准教授)
場所: 静岡科学館る・く・る(静岡県静岡市)
対象: 小学高学年〜大人におすすめ
定員: 30名
参加費: 無料(別途入館料、学生・教員無料)
申込: 静岡科学館(054-284-6960)へ電話(申込順)
[詳細]静岡科学館る・く・る
https://www.rukuru.jp/event/index.html?y=2015&m=9
◎ 開催中〜10月12日(月・祝)
山ノ内町制施行60周年記念・2015年度夏季企画展
「宇宙をみる眼−−アートと天文学のコラボレーション」
アルマ望遠鏡バンド10受信機の展示
会場:志賀高原ロマン美術館(長野県下高井郡)
[詳細]志賀高原ロマン美術館
http://www.s-roman.sakura.ne.jp/index.htm
◎ 開催中〜11月 3日(火)
TeNQ1周年特別企画展「宇宙兄弟展×TeNQ」
取材協力:長谷川哲夫(国立天文台 チリ観測所長)
会場:宇宙ミュージアムTeNQ(東京都文京区)
時間:平日11:00〜21:00、
土日祝・特定日10:00〜21:00 (最終入館20:00迄)
チケット:日時指定の予約制。予約購入あり。
[詳細]TeNQ1周年特別企画展「宇宙兄弟展×TeNQ」
http://www.tokyo-dome.co.jp/tenq/exhibition/4_special2015/
◎ 開催中〜11月15日(日)
オルゴール「ALMA MUSIC BOX」の展示
会場:金沢21世紀美術館(石川県金沢市)
[詳細] 展覧会 「われらの時代:ポスト工業化社会の美術」
http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=45&d=1724
◎ 開催中〜2016年3月13日(日)
プラネタリウム 「ALMA〜まだ見ぬ宇宙へ〜」
会場:ディスカバリーパーク焼津(静岡県焼津市)
[詳細] ディスカバリーパーク焼津
http://www.discoverypark.jp/event/detail/?dat_id=50
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afterword
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アルマ望遠鏡は今年も国立天文台野辺山の特別公開に参加
しました。
野辺山宇宙電波観測所は長野県に位置し、八ヶ岳や清里の
避暑地にもほど近い高原です。標高が1350mと高いため宇宙
からやってくる電波の観測に非常に適しています。
野辺山のシンボル的存在が、直径45mの巨大なパラボラアン
テナ。この大きなアンテナで30年間、宇宙からの電波を
受信しています。
他には10mアンテナ6台を組み合わせて使う「野辺山ミリ波
干渉計」があります。複数の望遠鏡で観測したデータを合成
することで、望遠鏡を設置した範囲に相当する解像度を
得られるという方法です。このミリ波干渉計はまさにアルマ
望遠鏡のルーツでもあります。
アルマ望遠鏡を国内で見ることはできませんが、野辺山では
同等のアンテナ群を目にすることができます。ぜひ一度、
その大きさや迫力を体感してみてください。
野辺山特別公開の画像はTwitterでご覧ください。
https://twitter.com/ALMA_Japan
最新の科学成果はプレスリリースで発表していますが、
少し読んだだけではよくわかない、との評価をいただく
こともしばしばです。
そんな時は特別公開にお越しください。第一線の研究者が
直接お話しすることで、文字では難しい成果も何が面白い
のか、どこがすごいのか、聞けばどなたでも楽しめます。
10月23日(金)、24日(土)には、国立天文台三鷹キャン
パスの特別公開があります。様々なプロジェクトが最新の
成果と楽しい企画を準備してお待ちしています。
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自然科学研究機構 国立天文台 チリ観測所
Copyright(C) 2015 Atacama Large
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