2024 12.13
アルマ望遠鏡が捉えた惑星系形成の現場:惑星の外側で塵が集まり、次の惑星が生まれる様子
アルマ望遠鏡は、すでに形成された惑星の外側に、次なる惑星の材料となる塵が局所的に集まっている現場を捉えました。国立天文…
国立天文台のALMA(アルマ)計画に関心をお持ちの皆さま
本日の読売新聞朝刊によりますと、文部科学省としてはALMA計画に
参加することを正式に決め、約250億円の分担を予定しているとのこと
です。(国立天文台としては今朝の時点で文部科学省からの連絡は受け
ておりません。) 文部科学省から建設予算の要求が出されれば、今後
は財務省との協議を進めることとなります。日本の正式参加に向けて
今後とも皆様のより一層のご支援をお願いいたします。
なお、記事には「『第2の地球』探査プロジェクト」とありますが、
ALMAは太陽系外惑星を直接探査するものではなく、惑星系形成の現場
となる「原始惑星系円盤」というガスや塵の円盤の観測を通じて惑星系
の形成過程や多様性の起源を探ろうとするものです。そのほかにも、
130億年前に起きたと考えられている銀河の形成過程や、宇宙における
さまざまな分子などの観測が研究の柱となっています。また、アンテナ
の台数も64台とありますが、日本担当分を含め全部で80台の計画です。
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