科学観測サイクル7向け観測提案準備会合を開催

2019年4月2日、国立天文台三鷹キャンパスでアルマ望遠鏡科学観測サイクル7向けの観測提案準備会合を開催しました。三鷹での参加者は22名で、インターネット中継を使って遠隔地の研究者も参加しました。

 

アルマ望遠鏡は、毎年10月から翌年9月末までをひとつの「サイクル」として科学観測を実行しています。2019年10月から開始されるのは「サイクル7」です。各サイクルで実施される観測プログラムは、毎年春の観測提案募集期間に提出された観測提案書の審査によって決まります。今年の締切は4月17日で、アルマ望遠鏡の使用を希望する研究者は、この締切に向けてそれぞれの観測提案書を練り上げる必要がありました。

 

日本と東アジア地域の研究者が説得力のある観測提案書をスムーズに準備できるようにすることを目的に、国立天文台に設置された東アジアアルマ地域センターは研究者に向けた説明会を毎年開催しています。今年の説明会では、観測提案書の基本的な書き方とサイクル7で可能な観測形態の紹介のほか、天候条件や観測周波数、データ処理などの観点から観測提案書を作成する際に注意すべきことが紹介されました。その後、観測提案書を作成するソフトウェア「Observing Tool」の実習や、参加者の提案書作成を支援する個別相談会も行われました。

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