国立天文台三鷹キャンパス特別公開『三鷹★星と宇宙の日2020』ウェブサイトはこちら
アルマ望遠鏡は、日本、アメリカ、ヨーロッパを中心とした22の国と地域が協力する世界最大級の電波望遠鏡プロジェクトです。日本は東アジア地域の拠点を担っていて、国立天文台三鷹キャンパスで様々な仕事が行われています。肝心のアルマ望遠鏡は?というと、遠くはなれた南米チリで、日々ダイナミックな宇宙の動きを見つめています。富士山よりも高い、宇宙に近い高地(標高5000m)にあるため、現地スタッフは酸素ボンベを背負っています。そんな過酷な環境により、みなさんに直接見学してもらえない分、アルマ望遠鏡を少しでも身近に感じてもらえるような映像や体験キットを集めました。ぜひお楽しみください!
もくじ
❶ ゼロからわかる!アルマ望遠鏡
❷ 現地見学ツアー!VR体験
❸ 親子で楽しもう!マンガ・ぬりえ・めいろ
❹ アニメで学ぼう!Why ALMA?
❺ 研究者に聞こう!アルマで働く天文学者のしごと
❶ ゼロからわかる!アルマ望遠鏡
アルマ望遠鏡って、どんな望遠鏡? どこにあるの? 何が見えるの? そんなギモンにお答えします。
つぎの2つの映像を見れば、アルマ望遠鏡がゼロからわかる!!
ALMA – In Search of our Cosmic Origins(約5分)
ナレーションは英語ですが、国際共同プロジェクトならではの現場の雰囲気をお楽しみください。
『ゼロからわかる!アルマ望遠鏡』(約35分)
今年8月の野辺山特別公開2020で放送したアルマ解説動画です。
❷ 現地見学ツアー!VR体験
アルマ望遠鏡の施設を見学できる『 VR映像(約4分)』です。さいしょにアルマ望遠鏡へと続く専用ゲート(標高2500m)を通り、山麓施設(標高2900m)へと向かいます。さらに、山頂施設(標高5000m)では、パラボラアンテナをすぐ近くから見上げたり、満天の星空を眺めたり、アルマ望遠鏡スタッフでもなかなか体験できない現地のようすを体験できます。
◎ご案内:画面左上のボタンを操作したり、スマートフォンのYouTubeアプリなどを使って、いろいろな方向の映像をお楽しみいただけます。ナレーションは、平松正顕 国立天文台アルマプロジェクト助教です。
❸ 親子で楽しもう!マンガ・ぬりえ・めいろ
アルマ望遠鏡の成果を紹介するマンガをはじめ、電波で写真を撮影するしくみが体験できる「でんぱぬりえ」、電波のとおり道をたどる「でんぱめいろ」など、子どもから大人まで楽しめます。
◎アルマ望遠鏡マンガ
132.8億年かなたの酸素/モンスター銀河/ブラックホール/電波写真のしくみ
◎でんぱぬりえ
フォーマルハウト/ブラックホール/M77/野辺山45m望遠鏡
◎でんぱめいろ
ミリ波とサブミリ波を相関機に運ぼう
❹ アニメで学ぼう!Why ALMA?
アルマ望遠鏡の『よく見える目』のひみつを紹介するアニメです。日本語ナレーションは、声優の緒方恵美さんです。
◎ Why ALMA? シリーズ(各2分)
第2回『宇宙のナゾに挑む、巨大望遠鏡』
第3回『私たちは、星の子ども』
第4回『アルマ望遠鏡は、タイムマシン』
第5回『宇宙の暗闇を見通す、アルマ望遠鏡』
❺ 研究者に聞こう!アルマで働く天文学者のしごと
標高5000mに建設されたアルマ望遠鏡は、標高2900mに位置する山麓施設から遠隔操作されています。さらには、山麓施設からシャトルバスと飛行機を乗り継いで約4時間、チリの首都サンティアゴにもアルマ望遠鏡のオフィスがあります。アルマ望遠鏡の山麓施設やサンティアゴオフィスなど、南米チリでアルマ望遠鏡を支える日本人天文学者の仕事をご紹介します。
◎標高2900m『アルマ望遠鏡コントロールルーム』で働く天文学者のしごと
◎チリの首都『アルマ望遠鏡サンティアゴオフィス』で働く天文学者のしごと