熊本県民天文台の25周年記念行事を兼ねた第14回ALMA公開講演会「アンデスの巨大電波望遠鏡でさぐる宇宙」が熊本県立劇場の大会議室で開かれ、長谷川哲夫教授の「世界の天文学者が力を合わせてつくる、夢の望遠鏡アルマ」と、山本智 東京大学教授の「宇宙から見た地球環境」という講演が、途中、阪本成一 助教授による建設記録映画「南十字星の下で」の生解説をはさんで行われました。写真は、ALMAが明らかにするであろう「宇宙における地球の価値」について、最近の宇宙観測の成果や地球環境の変化を踏まえて解説する山本教授。最近話題のドキュメンタリ映画「不都合な真実」の内容にも通じるもので、80余名の聴衆の心をとらえました。
NEW ARTICLES
2024 4.22
泉拓磨氏、令和6年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞をアルマ望遠鏡の研究で受賞
国立天文台でアルマ望遠鏡の運用にも携わる泉拓磨准教授が、令和6年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞しまし…
2024 4.11
赤ちゃん星の"くしゃみ"を捉えたか?
〜アルマ望遠鏡が目撃したダイナミックな磁束放出〜
星(太陽をはじめとする恒星)は分子雲コアと呼ばれる星の卵が重力によって収縮することで誕生します。分子雲コアには磁力が働い…
2024 3.28
銀河の中の星工場―分子で見る繁忙期の製造ライン
国立天文台の原田ななせ助教、欧州南天天文台/合同アルマ観測所のセルヒオ・マーチン博士、米国国立電波天文台のジェフ・マンガ…