日本天文学会2009年春季年会が、3月24日から27日にかけて大阪府立大学で開催されました。26日の午後にはALMA特別セッションが開かれました。最初にALMAプロジェクトの進捗が報告されました。引き続いて、ALMAが目指すサイエンスの3本柱、銀河形成、宇宙の物質進化、惑星系形成に関しての講演が行われ、ALMAに期待する研究者の声を聞くことができ、ALMAの運用やサイエンスに対する期待など、関心の高さが伺われました。また同日、日本天文学会研究奨励賞を受賞したALMA推進室の井口聖准教授が、記念講演を行いました。
NEW ARTICLES
2025 9.25
惑星を作る渦巻きの動画撮影に成功
総合研究大学院大学/国立天文台の大学院生吉田有宏氏が率いる国際研究チームは、アルマ望遠鏡で取得された7年間にわたる観測デ…
2025 8.8
誕生直後の銀河は予想以上に粒々だった:「宇宙ぶどう」が破った銀河誕生の常識
宇宙初期の若い銀河に、これまでの観測や数値シミュレーションでは予測されていなかった複雑な内部構造が見つかりました。トロ…
2025 8.5
恒星ジェットが生む爆発に巻き込まれた原始惑星系円盤の発見
茨城大学の逢澤正嵩氏らのチームは若い星WSB 52の周りの原始惑星系円盤とその付近の構造をアルマ望遠鏡の公開データを用いて調…