日本製7mアンテナ3台と相関器を用いた干渉計試験に成功

10月23日、標高5000mの山頂施設に設置された日本製の直径7mパラボラアンテナ3台と日本製の相関器を用いた干渉計試験が成功しました。

観測天体は、ペガスス座の方向 約70億光年かなたにあるクェーサー 3C454.3 です。3台のアンテナがこの天体に向けられ、それぞれのアンテナで受信された電波は電気信号に変換されて「ACA相関器」に送られました。ACA相関器がこの電気信号を合成することによって、3台のアンテナが1台の大きな電波望遠鏡として動作することが確認されました。日本が製造を分担する「アタカマコンパクトアレイ(ACA)」の準備が、着々と進んでいます。

写真は、山頂施設に並ぶ3台の7mアンテナです。左端には、日本が製造した12mアンテナが見えています。(写真:ホアキン・コジャオ)

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