ハワイのマウナロア観測所でAMiBA (Array for Microwave Background Anisotropy)の開所式が行われました。AMiBAはALMAと同様にミリ波帯の干渉計ですが、特に86-102GHz帯でのマイクロ波宇宙背景放射の偏波測定とスニャエフ・ゼルドビッチ効果を用いた遠方銀河団の検出を目的として、台湾のASIAAと国立台湾大学が中心となって建設を進めてきた計画です。式典は、新しい観測装置のスタートを祝福するにふさわしい澄み渡る青空のもと、現地の伝統的な儀式にしたがい、厳かな雰囲気で進められました。日本からは、観山正見台長、唐牛宏研究連携主幹、林正彦ハワイ観測所長、石黒正人ALMA推進室長が参列しました。写真は、AMiBAの前で記念撮影する、Paul Ho ASIAA所長と石黒室長。
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