熊本大学を中心とするグループが開発した星座カメラi-CANの一つがALMAの山麓施設に設置され、運用を開始しました。この星座カメラはいわゆる望遠鏡というよりは高感度ウェブカメラで、インターネット経由で上下左右に遠隔操作できます。対角線方向に70度の画角を持ち、肉眼で星座を観察するのに近い感覚を実現しています。これを学校の授業などに取り入れれば、日本との時差を利用して昼間の授業中の星座観察が可能となります。利用は無料で、誰も使っていなければゲストとしてすぐに始めることができ、映像の閲覧自体はいつでも誰でも可能です。写真は、山麓施設の屋上で星座カメラの設定を行う阪本成一助教授。
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