ALMAのための最先端装置の開発と並行して、野辺山では畑中武夫先生(故人)が1949年に三鷹の東京大学東京天文台(現在の国立天文台)構内に設置した日本初の電波望遠鏡の復元作業が進められています。太陽観測用で、観測周波数は200MHz、アンテナは約5m×2.5mの木枠にダイポールを8組並べたもの、赤道儀は可視光望遠鏡に使用されたものの流用らしいとのことで、装置の写真は野辺山太陽電波観測所のホームページに載っています。写真は、赤道儀の極軸の支柱部分の錆落し中に換気のチェックを行う工作室の森 明さん。
NEW ARTICLES
2024 4.22
泉拓磨氏、令和6年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞をアルマ望遠鏡の研究で受賞
国立天文台でアルマ望遠鏡の運用にも携わる泉拓磨准教授が、令和6年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞しまし…
2024 4.11
赤ちゃん星の"くしゃみ"を捉えたか?
〜アルマ望遠鏡が目撃したダイナミックな磁束放出〜
星(太陽をはじめとする恒星)は分子雲コアと呼ばれる星の卵が重力によって収縮することで誕生します。分子雲コアには磁力が働い…
2024 3.28
銀河の中の星工場―分子で見る繁忙期の製造ライン
国立天文台の原田ななせ助教、欧州南天天文台/合同アルマ観測所のセルヒオ・マーチン博士、米国国立電波天文台のジェフ・マンガ…