星座カメラがとらえた黄道光

ALMA山麓施設の星座カメラは順調にチリの夜空を届けています。いまは月の状況があまりよくないものの、月が出ていない時間帯には美しい星空を見ることができます。写真は、星座カメラが西の空にとらえた黄道光。画面中央下から上に向かって淡い光の帯が伸びています。「黄道光」とは、太陽系の地球の軌道のそばに分布している固体の微粒子が太陽の光を散乱して光っているもので、天の川よりも淡いため、よほど夜空の暗いところでしか見ることができません。画面中央上の明るい天体は木星で、「黄道面」と呼ばれる惑星の公転面上に、惑星だけでなく固体の微粒子も分布していることが分かります。ちなみに星占いで有名な「黄道十二宮」は、この黄道上に並ぶ十二の星座のことです。

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