12月10日の14時過ぎ、チリで16年半にわたり軍政を率いたピノチェット元大統領が91歳で死去しました。遺体は安置されている陸軍病院から陸軍学校(Escuela Militar)へ移送され、12日にはそこで陸軍による葬儀が行われました。Escuela MilitarはJAOの最寄のAlcantara駅の隣駅で、デモや交通規制などが懸念されましたが、大きな混乱はありませんでした。氏は、晩年には在任中の左翼活動家に対する人権弾圧事件などへの刑事責任を問われる一方で、アジェンデ社会主義政権をクーデターで倒して経済を再建した功績者とも称えられ、国民の見方は二分されています。写真は、ピノチェット元チリ大統領の死去を知らせる新聞に見入る通行人。
NEW ARTICLES
2024 12.26
アルマ望遠鏡の新データ伝送システム、基本設計審査を通過
アルマ望遠鏡の新しいデータ伝送システムに関する基本設計審査が実施され、無事に審査を通過し、次の詳細設計フェーズへ進むこ…
2024 12.24
活発な赤ちゃん星:B335で行われている宇宙における化学の実験
537光年先にある非常に若い星、B335は、明るさが変化する原始星です。この原始星を観測したところ、星が生まれるときの化学物質…
2024 12.13
アルマ望遠鏡が捉えた惑星系形成の現場:惑星の外側で塵が集まり、次の惑星が生まれる様子
アルマ望遠鏡は、すでに形成された惑星の外側に、次なる惑星の材料となる塵が局所的に集まっている現場を捉えました。国立天文…