望遠鏡を人の体に例えれば、受信機などの機器は内臓で、それらをつなぐケーブル類は血管に相当する大事な器官です。耐久性の高いケーブルを使うことができれば保守の手間を省くことができます。そこで、ケーブル類の耐久試験が実験室の片隅で淡々と行われています。写真は、冷凍機用のフレキシブルヘリウムホースの屈曲試験を行う山田真澄専門研究員。後ろに見える黒くて湾曲した部分が屈曲試験機本体。このホースの耐久性は4000回程度と考えられていましたが、15000回を超えてもまだ大丈夫で、さらに記録を伸ばしそうです。ちなみに30年の運用で一度も換えないですむためには27万回の屈曲試験に耐える必要があるとのことです。
NEW ARTICLES
2025 8.8
誕生直後の銀河は予想以上に粒々だった:「宇宙ぶどう」が破った銀河誕生の常識
宇宙初期の若い銀河に、これまでの観測や数値シミュレーションでは予測されていなかった複雑な内部構造が見つかりました。トロ…
2025 8.5
恒星ジェットが生む爆発に巻き込まれた原始惑星系円盤の発見
茨城大学の逢澤正嵩氏らのチームは若い星WSB 52の周りの原始惑星系円盤とその付近の構造をアルマ望遠鏡の公開データを用いて調…
2025 6.26
アルマ望遠鏡のトータルパワーGPU分光計の開発がアルマ評議会で承認
アルマ望遠鏡の中で日本が設計開発を担当したモリタアレイ(*)向けに新しい分光計を開発することが、2025年4月に開催されたア…