8月11日、標高2900mの山麓施設で、日本製の7mアンテナ2台を使った干渉計試験が行われ、干渉縞(フリンジ)を検出することに成功しました。
今回の干渉計試験で観測された天体は変光星のうみへび座W星で、強い電波を出していることから電波望遠鏡の試験観測によく使われます。
5月30日に試験観測に成功した日本が製造した7mアンテナと12mアンテナの干渉計試験の成功
に続き、7mアンテナ同士での干渉計試験に成功したことは、日本が担当するアタカマ コンパクト アレイ(ACA)のシステム性能評価試験の第一歩を踏み出したことを意味します。
写真は、日本製の7mアンテナ2台を使った干渉計試験に成功し、観測結果を掲げた 浅山信一郎 合同アルマ観測所(JAO)アンテナ調整試験サイエンスチーム 副リーダーとPaulo Cortes 氏(JAO)です。
[ 写真:Gianni Marconi (JAO) ]