9月2日、山頂施設(標高5000m)に設置された日本製7mアンテナ1号機と日本製12mアンテナ1号機を使い干渉計試験が行われ、干渉縞(フリンジ)を検出することに成功しました。
観測天体は、がか座方向 約73億光年彼方にあるクエーサー 0538-044です。
これまでに、山麓施設(標高2900m)では日本製7mアンテナと日本製12mアンテナの干渉計試験に成功していましたが、山頂施設に設置後、大きさの異なる2種類(7mと12m)のアンテナを使った干渉試験に成功したのは、これが初めてです。日本製7mアンテナも、ついにアルマ望遠鏡の一部として動き始めました。
写真は、日本製7mアンテナと日本製12mアンテナの干渉計試験に成功し、観測結果を掲げた中西康一郎 合同アルマ観測所(JAO) CSVサイエンティストと観測スタッフたちです。[写真:Gamel Martinez (JAO) ]