韓国とのアルマ望遠鏡に関する協力協定に調印

2012年3月19日、国立天文台は韓国天文宇宙科学研究所 (Korea Astronomy and Space Science Institute, KASI) との間で、アルマ望遠鏡に関する協力協定書に調印しました。この協定は、韓国のアルマ望遠鏡プロジェクトへの将来的な参加に向けた第一歩であり、研究者間でこれまで行われていた共同研究をさらに強化させるものです。

国立天文台とKASIの間では、それぞれが国内に持つ電波望遠鏡を結合させて一つの望遠鏡として用いるVLBI観測に関する共同研究協定が2002年に締結されています。今回アルマ望遠鏡に関する協定を結ぶことで、両研究機関の電波天文学における協力がより一層緊密なものになります。また、現在は日本と台湾で構成されるアルマ望遠鏡東アジアグループに韓国が加わることになれば、より多彩な研究を強力に推進できると期待されます。

写真は、KASIでの調印式後に撮影されたものです。左から、チョウ・ソンキ KASI対外協力室長、井口聖 アルマ望遠鏡東アジアプロジェクトマネージャー、小林秀行 国立天文台副台長、観山正見 国立天文台長、パク・ピルホ KASI所長、ハン・ソクティ KASI副所長、キム・ヒュング KASI電波天文部長、キム・ジョンソ KASI電波天文研究センター長 です。

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