1月19日、三鷹ネットワーク大学においてお酒を片手に天文学について語り合うアストロノミー・パブが開かれました。今回は「本格稼動!アルマ望遠鏡」と題して、国立天文台チリ観測所 平松正顕 助教がゲストとして招かれ、アルマ望遠鏡について講演しました。
第一部は対談形式。今回ホスト役の国立天文台天文情報センター広報普及員の石川直美さんとは、お互い岡山県出身というつながりです。
岡山県倉敷市の工場で仮組み上げされるアルマ望遠鏡の様子の紹介からアタカマの高地でアンテナが増えていく様子、最新のアルマ望遠鏡の姿まで、天文台が出来上がっていく様子を写真で紹介しました。そのあと電波天文学の基礎をおさらいして、これまでアルマ望遠鏡が初期観測で出してきた成果について紹介しました。アルマ望遠鏡以前の画像とは比べ物にならない鮮明さに驚かれた方が多かったようです。
対談のあとは立食形式の第二部に変わり、ゲストと参加者が自由にお話しできる時間になります。お酒や食べ物があると場が盛り上がって、ざっくばらんにゲストと参加者が話せる雰囲気になるのがこのアストロノミー・パブの特徴です。この日出された料理には、この日の講演のキーワードが散りばめられたユニークな名前が付けられました。