1月23日、サンチャゴ日本人学校(児童・生徒数36名)では1泊2日のサマーキャンプが開催され、低学年(小学1年生から4年生、20名)は校庭にテントを張ってのキャンプを行いました。23日夜には星空を見る会が開かれ、国立天文台チリ観測所の亀野誠二教授、齋藤正雄准教授、杉本正宏助教、千葉庫三ビジネスマネージャが講師を務めました。
夕食の時間から参加した講師たちは、子供たちと一緒にアサド(バーベキュー)を楽しみながら、子供たちと星や宇宙のことを中心に話をした後、子供たちの「肝試し」に「お化け役」として参加。
夜10時前、ようやく暗くなった夜空を、学校備品の望遠鏡と講師が持ち込んだ望遠鏡の2台を使って、亀野講師の説明により、木星、オリオン大星雲、すばる等を見ていきます。初めて見る木星の縞模様や衛星に、子供たち(先生方も)は歓声を上げていました。その後、せっかく南半球のチリに滞在していることを活かして、日本からは見えにくいカノープス、南十字星、アルファ・ケンタウリ等を肉眼で見ていきました。
国立天文台チリ観測所は、今後もサンチャゴ日本人学校の教育に積極的に協力していきたいと考えています。
(文・写真:千葉庫三)